がん治療のすすめ

   

がん治療に血液検査が大いに役立つ

 

がん細胞とは

がん細胞は細菌やウイルスに感染するのとは違い、DNAを複製して細胞分裂をするとき生まれるエラーです。誰の体にがん細胞が作られる可能性があるので、常に気をつけなければいけません。

がんになってしまったら、がん治療

もし、がんになってしまったときには、すぐにでもがん治療をしなければ、増殖して体の臓器が働かなくなったり別の部分に転移する危険性があります。そうなれば手の施しようがなく命を落とすことになります。

ですから、がん治療をするにあたっては、いつ治療を始めるかが重要になってきます。とはいえ、体の中で起きている異変に患者本人が気がつけるのかと言うと難しい話です。

注目されているのは血液検査

自覚症状がでたときには、すでに症状が進行していることは珍しくありませんし、場所によっては全く自覚症状がでないケースもあります。

となると、がんの早期発見そして早期治療をしていくためには検査が必要です。そこでいま注目されているのが血液検査です。

血液検査と精密検査

がん細胞は正常な細胞から生まれたものではありますが、異なる部分がいろいろとあります。その中の一つが血液中に含まれるアミノ酸の量です。健康な人に比べてがん患者の血液中のアミノ酸の量はバランスが違う事がわかっています。アミノ酸といってもいろいろな種類があるのですが、胃や胚などがんができている場所によって、特定のアミノ酸が増えたり減ったりします。

なので、血液検査で、アミノ酸の増減とその種類を調べれば、がんになっている可能性が見えてきます。この検査方法をアミノインデックスと呼びます。ただしアミノインデックスは、はっきりがんになっていると診断するための検査方法ではありません。がんになっている確率を出すための検査方法です。

ですから本当にがんかどうかを確認するためには、血液検査でがんのリスクが高いという結果が出たところを、精密検査で調べなければいけません。

血液検査は早期発見に有効

結局、精密検査が必要なら血液検査に何の意味があるのかと思うでしょうが、見た目の変化や自覚症状がないときに血液検査でがんのリスクが明らかになれば、それだけ早期にがん治療を行えます。初期の段階で抗がん剤の投与や患部の切除などを行えれば、命が助かる確率も高まります。

膵臓がんのように自覚症状が出ず、症状の進行スピードがはやくて患者が亡くなる確率が高いタイプのがんの場合には、早期のがん治療ができることがどれだけ役に立つかわかりません。

新しい血液検査

ちなみに、アミノ酸のバランスを調べるアミノインデックスは素晴らしい効果を発揮しますが、その精度は十分とはいえませんし、すべてのがんを調べられるわけではありません。その欠点を補うことのできる血液検査も開発されています。

新しい検査方法では、血液中のマイクロRNAという物質を調べます。このマイクロRNAは、がん細胞の増殖に関わる物質で初期の段階から分泌されていますから、早期発見ができます。このマイクロRNAを調べる方法のすごいところは、癌の種類によって分泌されるマイクロRNAの種類もわかるので、どこが患部なのかもすぐに絞り込めますがんを見分ける精度は、実験では95%以上という結果が出ています。

血液検査の普及は、日本人の死亡率を下げる可能性がある

しかも、必要となる血液の量は少量なので、人間ドックなどで検査を受ける人の負担をかけずに調べられます。現在はまだ検査を受けられるのは一部の医療機関だけなので、全国的に普及がしていけば日本人の死亡原因として長く1位を独占してきたがんですが、死亡率を下げる下げられるでしょう。

ちなみに、どちらの検査も保険の適用外ですから、全額自己負担になります。アミノインデックスはそれでも2万円程度ですから支払えるでしょうが、マイクロRNAの検査10万円以上はかかります。将来的にはもっと費用を抑えられるでしょうが、経済的に余裕がある人向けの検査といえます。

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