がん治療のすすめ

   

ノーベル賞を獲得することが出来る程のがん治療薬が出てきました

がん治療は日進月歩で進んでいて、その進化の最先端分野ではついに、ノーベル賞を獲得することが出来る程のものが、がん治療薬でも出てきました。オプジーボというものがそれにあたるわけですが、これをきっかけとして更なる進化が期待できるという事も言えるのかもしれません。この薬は免疫機能に働きかけるという物なのですが、がん治療に大きく関係する機能を免疫機能に注目したというのが、この発見の凄い所という事も言われています。
これまでは、がん細胞そのものに攻撃をして死滅させるような事がメインに考えられてきたのですが、がん細胞そのものではなく、免疫機能に着目をしたところが既に画期的であったという事は言えるのかもしれません。ある意味では人が本来持っている防御機能を活用するという事で、悪い事をする本体ではなく、それから体を守る防御機能に着目したという事で、全く新しい発想でもあったというわけです。
しかも、この免疫機能は新しい発想であったこともあって、様々な応用をすることが出来るという事もメリットと考えられています。つまり、これから更に効果を上げていく事も考えられるという事が言えるわけで、更なる研究成果が待たれる事にもなっているわけです。既にある程度の効果を発揮しているものが、その効果を更に上げられるということになれば、これは期待大と考えてもいいでしょう。何しろこれまでは全く効果を期待することが出来なかったのががん治療の現状という事も言えたでしょうから、それに光が差してきたという事だけでも凄い事ですが、それが更なる期待も出来るということになれば、これからがんという病気に対する認識も変わっていく事も考えられるところです。
人類はこれまでに様々な病気を克服してきたのですが、このがんというのはとんでもなく強敵で、最先端の医術や技術をもってしても、実効的な解決策を見つけることが出来なくて、やっている事は治療ではなくがんの進行を抑えるという事や、痛みを感じる所だけをなくすというようなレベルの事しか出来ていませんでした。これがこの発見によって実効的な治療にめどが立ったという事にもなるので、大きな意味があります。
但し、これによって問題が全て解決するという事になったわけではありません。というか、これから大きな問題に直面するという事も明らかにもなっていて、その一つには治療費の増大という事も上がっています。このオプジーボはとんでもなく高額な治療費が必要になるので、使用するだけでもとんでもないお金がかかります。一説には何千万円という治療費になってしまうという事もあるようですから、この高い治療費をどうするのかという事が問題ともなっているのです。今は保険のシステムで対応しているのですが、この保険のシステムが崩壊してしまうという事も言われていて、この高額な医療費が大きな社会問題となるとも考えられています。何しろそれでなくても今は高額な社会保障費が問題になっているので、この治療の為にそれだけの高額な負担を社会保障でしなければならないのかという事も問われているわけです。
これは、製薬会社の問題とも関係していることもあって解決が難しい状態になっています。製薬会社は利益を上げる事を最優先に考えていますから、薬価は高ければ高いほど良いという事になり、出来る限り高く売る事を考えています。当然、利益が出なければ新薬の開発もされないわけで、利益重視になるのはどうしようもありません。その一方で薬というモノを利益で考えて良いのかという道徳的な考えと、社会保障でこの負担をしているという社会性について考えれば、法外な値段で販売されることに異議を唱える人も出てくるわけで、これを解決しなければならないのです。

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